オウム松本被告の判決公判始まる [朝日新聞]
2004年2月27日 時事ニュース
02月27日付 朝日新聞の報道「オウム松本被告の判決公判始まる」へのコメント
「うち朝日新聞だけどこんな記事ないよっ!」と1面を見ながら怒ったけど、39面にちゃんとありました。焦りすぎた。(でも少し見出しは違った)
10時頃から各局のチャンネルをハシゴしたんですけど、どこも似たようなものですね。そりゃ裁判そのものを中継することは出来ないから、仕方ないといえば仕方ないですが。
松本サリン事件の被害者でありながら、当初犯人扱いされてしまった河野さんがどの局でもインタビューをされていましたが、地下鉄サリン事件ので重い後遺症が残り、今はお兄さん夫婦と暮らしている女性が2局で取材されていたのには驚きました。被害者の方でメディアに積極的に出る人が少ないとはいえ、同じような時期に大変だなと思いました(大変なのは取材される事以外にたくさんあるのは十分判っていますが)。
私が特に興味を持ったのは、地下鉄サリン事件と病院の関わりついての『サリン事件と医療現場』といったような題の、某局の特集(というには時間が短かった)です。
聖路加国際病院には多くの被害者が運び込まれ、廊下でも点滴を打ち、ついには礼拝堂も開放して被害者を受け入れました。病院に残っていた当時の映像が流れたんですが、本当に野戦病院だ!という印象を受けました。
サリンという物質が未知のものだったため、警察の化学薬品特定のサンプルの中にサリンがなく、確実に検出できたのはサリンを溶かすための物質で、とりあえずそれに対しての治療をしたそうです。
ニュースは速報で『地下鉄で有毒ガス事件』として日本だけでなく世界を駆け巡った訳ですが、ニュースを見ていた信州大学付属病院の先生で、松本サリン事件の被害者を看たことがあった先生が、「これはサリンではないか」と考え、サリン中毒の治療法をFAXで東京の病院に片っ端から送ったそうです。
聖路加にもそれは届き、正確な治療を施すことが出来たのですが、そこで働く医師は、「明日同じ事がおきたら、また同じだけの数の死者・負傷者が出るのでは」と不安が消えません。
その原因は国の対応のまずさだという訳です。
研修医の臨床研修の必修化で、自治体病院から医師引き揚げが相次いでいると話題になりました。
そっちの方が確かに身近な問題ですが、万一と思っていた事が実際に起こってしまった訳だし、これから国は多くの事を先延ばしにせず、ひとつひとつちゃんと解決していってほしいです。時間が掛かるし、「何で今までやってこなかったんだ」という批判もあるけど、今からやらないよりはマシ。
それにしても、判決の理由を先に述べているので、結局どういう刑なのかが判るのは夕方とか。
それだけ多くの犯罪に関わってきたのに、それを認識しているのだろうか・・・。多分、認識はしているけど現実逃避しているんだと思う。
判決は終わりではなく通過点に過ぎない、とある被害者の家族が言っていたけれど、極刑を望んでいる方もいたし、何だろう、やはり一筋縄ではいかない事件だったとしか私は言えないです。
「うち朝日新聞だけどこんな記事ないよっ!」と1面を見ながら怒ったけど、39面にちゃんとありました。焦りすぎた。(でも少し見出しは違った)
10時頃から各局のチャンネルをハシゴしたんですけど、どこも似たようなものですね。そりゃ裁判そのものを中継することは出来ないから、仕方ないといえば仕方ないですが。
松本サリン事件の被害者でありながら、当初犯人扱いされてしまった河野さんがどの局でもインタビューをされていましたが、地下鉄サリン事件ので重い後遺症が残り、今はお兄さん夫婦と暮らしている女性が2局で取材されていたのには驚きました。被害者の方でメディアに積極的に出る人が少ないとはいえ、同じような時期に大変だなと思いました(大変なのは取材される事以外にたくさんあるのは十分判っていますが)。
私が特に興味を持ったのは、地下鉄サリン事件と病院の関わりついての『サリン事件と医療現場』といったような題の、某局の特集(というには時間が短かった)です。
聖路加国際病院には多くの被害者が運び込まれ、廊下でも点滴を打ち、ついには礼拝堂も開放して被害者を受け入れました。病院に残っていた当時の映像が流れたんですが、本当に野戦病院だ!という印象を受けました。
サリンという物質が未知のものだったため、警察の化学薬品特定のサンプルの中にサリンがなく、確実に検出できたのはサリンを溶かすための物質で、とりあえずそれに対しての治療をしたそうです。
ニュースは速報で『地下鉄で有毒ガス事件』として日本だけでなく世界を駆け巡った訳ですが、ニュースを見ていた信州大学付属病院の先生で、松本サリン事件の被害者を看たことがあった先生が、「これはサリンではないか」と考え、サリン中毒の治療法をFAXで東京の病院に片っ端から送ったそうです。
聖路加にもそれは届き、正確な治療を施すことが出来たのですが、そこで働く医師は、「明日同じ事がおきたら、また同じだけの数の死者・負傷者が出るのでは」と不安が消えません。
その原因は国の対応のまずさだという訳です。
研修医の臨床研修の必修化で、自治体病院から医師引き揚げが相次いでいると話題になりました。
そっちの方が確かに身近な問題ですが、万一と思っていた事が実際に起こってしまった訳だし、これから国は多くの事を先延ばしにせず、ひとつひとつちゃんと解決していってほしいです。時間が掛かるし、「何で今までやってこなかったんだ」という批判もあるけど、今からやらないよりはマシ。
それにしても、判決の理由を先に述べているので、結局どういう刑なのかが判るのは夕方とか。
それだけ多くの犯罪に関わってきたのに、それを認識しているのだろうか・・・。多分、認識はしているけど現実逃避しているんだと思う。
判決は終わりではなく通過点に過ぎない、とある被害者の家族が言っていたけれど、極刑を望んでいる方もいたし、何だろう、やはり一筋縄ではいかない事件だったとしか私は言えないです。
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