砂の器

2004年3月3日 読書
ISBN:4334030092 新書 松本 清張 光文社 ¥933

ドラマで放映中なので誰が犯人かは判っていましたが、伏線が多く張り巡らされていてかなり楽しめました。まさに『点と点が繋がって線になった!』です。
ドラマを見てないので一概に比較は出来ませんが、時代設定や和賀の殺人動機を変えてしまうなんて、ただ『砂の器』と言う名の別作品に成り下がってしまうのでは、と思いました。
和賀の父がハンセン病だという設定で書かれているので、そのままでは放映できないのかもしれませんが、和賀の殺人動機という根本を変えるのは、納得がいかない。

音で人を殺すという発想は全く思いつかなかった。
和賀よりも関川の描写のほうが多めというのも、犯人が最後までよく判らないようになっている仕掛けらしい。
結構馴染みの土地の名前が多く出てきて、ニヤリとしました。

『白い巨塔』はどの図書館でも全冊貸出中で予約もたくさん入っていたのに、普通に『砂の器』を借りられたというのは、ドラマの視聴率にも関係しているのかもね。

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