ぜつぼう

2006年12月12日 読書
ISBN:4062133245 単行本 本谷 有希子 講談社 ¥1,470

自分が絶望のどん底にいると考えていても、ご飯がおいしかったり、心が和らぐ風景があったり。
そんな事柄に出会った時に一瞬消えて、しかしまたやってくる絶望。

しかし「一瞬消える」なんて、本物の絶望ではないのでは?

違う、本物の絶望だよ、だってこんなに苦しいんだから。
これ以上の苦しみがどこにあるというの。

浮上のきっかけさえ罠だと思ってしまったり。

アグレッシブなのに優しい本谷さんの文体が好きです。

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