容疑者Xの献身

2012年8月25日 読書
最後の数ページで起きるどんでん返し。

と同時に、ここまで人を愛し、守りたいと思う事が出来るだろうかという感動…と言うには悲しみの方が大きい感情が襲ってきました。

友人に譲歩しつつも最後は仕事を選択すると忠告する草薙、愛するがために愛する人の幸せを自分以外の人間に託した石神、友人の鉄壁のトリックを崩し苦悩する湯川…三者の交錯する心情も切なさを呼び起こしました。

読んでスカッとしたり愉快になりはしませんが、普段は勘など当てにしない湯川が、多少の人間らしさをみせていた作品でした。

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