共喰い

2014年2月2日 読書
自分の中に流れる父の血を恐れ、抗いつつも抗いきれなかった遠馬。

血縁というものについて、人は一度は考えた事があると思います。

それはおそらく「父母の子で良かった」と思った時というよりは、「何でこの父母の子なのか」と思った時でしょう。

ずっとそのように心の底では考えていた遠馬が、ついに自分の中の父の血を認めざるをえなくなった時、その心はむしろ軽くなっているように感じました。

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