ドラマのシナリオ小説です。
北村さんが出てたので観たいと思っていたものの、タイトルがあんまりストレートなので、家でビデオに録画するのすら躊躇してしまい、図書館で見つけたときに「本なら一人、部屋の中で楽しめる！」と思って借りたものです。
これ、もう最高です。
野沢さん曰く『微糖でブラックな味わいの、スウィート・コメディ』ですが、まさに言い得て妙。
不倫が大きな軸になってるから確かにドロドロなんだけど、シリアスよりコメディと言ったほうがしっくりくる。
女は基本的に愛人が嫌いなんで、操よりあいに心を置いて読んでましたが、いや〜、みんな怖いね。
それにくらべて晶午ちゃんたらっ！いい奴じゃ〜。あいみたいに腕枕してもらって寝てみたいよ・・・。
ビデオ借りよう。
映像で観たらもっと凄そう。
とにかく面白いです！
ノベライズ小説は初めて読んだので、どういう風に読んだらいいのか少し戸惑いましたが、去年公開された映画の出演者をを知っている限り当てはめて、勝手に脳内アテレコして読みました。
お母さんが実は一番阿修羅なのでは？と思ってただけに、土屋家の前で倒れちゃった時は巻子さんと一緒に私も動揺。
お父さんは最終的には土屋さんと別れたけど、陣内さんは病状変わらずだし、巻子さんはまだ鷹男さんのこと疑ってるし、みんなでハッピーエンドじゃないところが、逆によい。
向田邦子といったら、8月15日の前後にやってる戦争物ドラマの原作者、というイメージがあります。
『坊っちゃん』は読んでてスカッとした。気持ちよかった。
昔、これを土台にした単発2時間のコメディーで、『坊っちゃんちゃん』という、郷ひろみと樹木希林が出てたドラマを思い出した。
対して『こころ』は、高2の国語の教科書に一部が載っていたのを習ったので、全文をいつか読もうと思っていて、実際過去に1回読もうと試みたけれど、その時は気が乗ってこなかったので途中で放棄し、今回やっと読破したという代物。
全て読んで、いかに教科書は都合のいい場面だけをピックアップしていたかが判った。あんなに短い一部だけじゃ、登場人物の本当の心境なんてわかりっこないさ。
でも、『精神的に向上心のないものは馬鹿だ』という言葉、習った時よりもグサッと突き刺さりました。今がまさにそんな状態なので。
なんかあっさり燃やしちゃって、意外でした。
最初の方、妄想でうんたらかんたら〜という箇所を読みながら、『ヤバい、これ私もやってるかも！？』と密かに焦りました。
城の崎にて・小僧の神様
2004年2月25日 読書
割と本を読むのが好きなのですが、それをする事すら面倒だと昨日まで思ってしまっていたので、「これじゃいかん！」と図書館で色々と借りてきました。その中の一冊です。
単に『城の崎にて』を読みたいと思って借りたものの、短編だとは知らず。
なぜ読みたいと思ったかという理由も、学年の先生が交通事故に遭った時に、その先生が私より一つ下の学年も教えていて、その学年では『城の崎にて』をちょうど教えていたために、その学年は先生が山手線に轢かれたんだ！と騒いでいた、というエピソードを聞いてそれが心に残っていたため、という何ともチャランポランな理由でして。
とりあえず、志賀直哉はよく引越しをした人なんだなぁ。
・・・気張らずに、「この本読んだよ！」という報告程度にやっていきます。
うたまつり’02サマー―featuring RAG FAIR/INSPi/チン☆パラ
2004年2月24日 読書
この本は、密かに受験生のバイブルだと思ってます。
特にチン☆パラのインタビューは、中高から大学にかけての出来事がたくさん書かれているので、読んでいると私の今までの生活を振り返ると共に、これからの生活への期待が膨らみます。
まさに十人十色で、塚ちゃんと学さんの受験勉強方法のあまりの違いに驚き、私はどっちかって〜と学さんの勉強方法派だと今だからこそ確信。
この本は発売と同時に買ったわけではなく、高3になってから買ったような気が。
ジュ●ク堂の端っこの音楽雑誌の既刊誌がおいてある棚に、1冊だけこれが紛れていました。
「もう発売されてかなり経ってるし、もう無いかもな〜」と、あったら儲けモンと思いながら探していたら見つかりました。
ファンじゃない人も読め、とは言いませんが、猛勉強した訳ではないにせよ、受験勉強を支えてくれた一冊です。
しかし塚ちゃんはすごいよ。
