枕草子REMIX

2005年1月27日 読書
ISBN:4103985046 単行本 酒井 順子 新潮社 2004/03/24 ¥1,470

以前から気になっていた酒井順子さんの著書を初めて読みました。
清少納言、枕草子も酒井さん同様私的に気になるモノなので、この本を見つけたときは「おっ!」と小躍りしました。
去年の今頃、現代語訳の枕草子を読んでいましたが、そのときよりも枕草子の内容が心にすっと入り(酒井さんの意訳力の賜物)、酒井さんが書いていたように、清少納言の考えは女子校の生徒みたい…と考えたりもしました。
超意訳でもいいので、酒井さん訳の枕草子全編を読みたくなりました。
あと、京都熱もまた再燃(再々燃?)してきました。
ISBN:4344006917 単行本 さくら ももこ 幻冬舎 2004/10 ¥1,260

まぁ、暇つぶしと言ったらそうなのだが…。
しかしさくらさんの文章は大好きだ。ちょっとババ臭いところが他人とは思えない(え)。

パラサイト・イヴ

2004年12月27日 読書
ISBN:4048728628 単行本 瀬名 秀明 角川書店 1995/04 ¥1,470

高3の時、生物教師に「ミトコンドリアの反乱の話だよ〜」と聞かされてから読みたいと思っていて、ようやく読むことが出来ました。
映画がヒットしたのはかなり昔ですが、その当時に映画を観たり本を読んだりしても理解できない内容だったと思いました。
生物好きはウヒョウヒョして読める作品です。(どういう紹介だ)

あぐり

2004年12月27日 読書
ISBN:4140850108 単行本(ソフトカバー) 清水 有生 日本放送出版協会 1999/02 ¥1,071

いつも前向きなあぐりは、単純に「かくありたい」と思わせてくれる。
でも、エイスケ役で萬斎さんが出ていたから読んだにすぎないんだ。
そんな自分どうよ。
ISBN:4061542540 単行本 松沢 哲郎 講談社 2001/04 ¥1,575

小学校時代の国語の教科書にチンパンジーのアイの話が載っていましたが、大学の授業で再びお目にかかることになるとは。
ISBN:4840221286 コミック あずま きよひこ メディアワークス 2002/06/06 ¥714

女子高生の日常って、確かにこんな感じです。
他人に話すとウケてくれないかもしれないけれど、内輪だとかなり盛り上がる。そんな出来事ばかりでした。

この巻のツボ言葉
『ヤママヤー』 『ちゃうねん』
ISBN:4840219435 コミック あずま きよひこ メディアワークス 2001/09 ¥714

運動会の盛り上がり方とか、懐かしいです。

この巻のツボ言葉
『鷹!なすび!めざめよー!』
ISBN:4840216916 コミック あずま きよひこ メディアワークス 2000/10 ¥714

一応成長していくんですね。
だんだんアニメも見たくなってくるから不思議です。
・・・私はオ●クなのか?

この巻のツボ言葉
『へーちょ』
ISBN:4840214670 コミック あずま きよひこ メディアワークス 2000/02 ¥714

久しぶりに「これ、いいな〜」って漫画です。
生産性はないですが、ただ面白いだけってのもたまにはいいですね。ツボに入るセリフが多いです。口癖になりそう・・・。

この巻のツボ言葉
『ねここねこ』(セリフではありません)
ISBN:4062100584 単行本 大平 光代 講談社 2000/02 ¥1,470

『解説に代えて』に『大平さんのたどった道は、単なる「波乱万丈記」ではない。』とあった。
彼女のこれまでの人生は確かに波乱万丈だ。でもそれをただすげーすげーと思うだけでなく、本を読むことによって私は励まされた。

『それしか』出来なかったのか。『それが』出来てよかったのか。
これからの私に期待。

蛇にピアス

2004年3月22日 読書
ISBN:4087746836 単行本 金原 ひとみ 集英社 ¥1,200

一度、本の中の場面をドラマや映画のようにはっきりと頭の中で映像化しながら読む、というスタイルのせいで自分の舌の裏が痛くなり、背筋に戦慄まで走ったために読むのをやめたこの本。
今日は無事に読むことが出来ました。
雨の日は本の内容も気分もダークなのか?

スプリットタンにするために舌にピアスをしたけれど、人生は変わらない。良くならない。むしろ、どんどん自分は怠惰になっていく。
目標の一部を達成したというのに気が滅入っていく主人公ルイに、今の私はとても共感できます。

週刊誌の中吊り広告に、『芥川賞 おじさんはひとみ派』って書いてあったけれど、確かに、ルイの無気力さは現代の若者から投影されたものだから、その心理を知りたいと思う年配の方が買っていくのだろう。現に『現代の若者』である私は今、かなり無気力で怠惰。
でも読んでいくと、描写が生々しすぎてそっちばかりに気をとられてしまった。
それにギャルでもパンクでもヤンキーでも、この本と同じ事をしているのは極少数だ。いないとは言わないが。
だから、やっぱりこの本を買っていく人はミーハー心があって買っていくのだろう。

芥川賞の評論で、2作品は世界が狭すぎる、と書いていた人がいたが、その閉鎖された空間が私は好き。
ISBN:4309405320 文庫 橋本 治 河出書房新社 ¥550

とりあえず、昔も今も女の考えることは変わらないな〜、という感じ。

単語の意味が分からないというのは、やっぱり読みにくいわ。
ISBN:4309405312 文庫 橋本 治 河出書房新社 ¥650

原文を訳しながら読めるほど古語を勉強しなかったので、現代語訳、しかも若者言葉の現代語訳の本を借りてみました。
若者言葉すぎて、そのテンションにちょっと気後れ。
また、平安時代の役職など、注を見なければ判らない単語ばっかりなので、清少納言が何を言おうとしているのかを理解するのに非常に時間がかかってしまいました。
読むのに疲れてしまったけれど、上・中・下とそろって借りたので、もう、意地で読破します!

小学校で百人一首を覚えたときに、なぜか清少納言と持統天皇が好きになりました。歌が好き、なんていうませた理由ではなく、百人一首の札に描いてあった2人の着物の色が私の好きな色だったとか、そんな理由ですよ、たぶん。
ISBN:4087746429 単行本 梅原 猛 集英社 ¥1,600

新作狂言の脚本が三本載っているのですが、どれもとてつもなくアイロニーが効いてました。
写真も少し載せてあったけど、ド派手で型破りなデザインで驚きました。

だって恐竜が出てくるんだよ!
長袴の上に白衣と蝶ネクタイ付けちゃってるんだよ!
『ムツゴロウ王国』とか言っちゃってるんだよ!

千乃丞さんの演出は斬新です。
あきらさんと童司くんがちょっと風変わりなのも頷けるわ・・・。

僕、はまじ

2004年3月6日 読書
ISBN:4883922448 単行本 浜崎 憲孝 彩図社 ¥950

まあ、見ての通り『ちびまる子ちゃん』に出てくる『はまじ』のモデルになった人のエッセイです。

またまた、「人生ってドラマだな」と思ってしまいました。
しかし、小学生とはいえ学校から脱走するとはね〜。学校行くふりして休んだことは、2回ほど私にも経験あるけど・・・(この頃の出来事は密かに忘れたい過去)。
マンガの中では、な〜んにも苦労がない小3時代のまる子の友として描かれていますが、その頃はその頃で、つらい事も結構あるんだよね。

とりあえず、始めたことは最後までやり遂げよう!と改めて思いました。
ISBN:4560070067 新書 小田島 雄志 白水社 ¥730

血で血を洗う、なんてもんじゃなかった。
激しすぎる。
登場人物、ほとんどみんな死んじゃったじゃん!

とりあえず、タイタス側の勝利ということでホッ・・・。
もしそうでなかったら、むごすぎる。

蜷川さんが舞台『タイタス・アンドロニカス』の演出をやっているけど、一体どんな風になっているんだろう・・・。
ISBN:4560070237 新書 小田島 雄志 白水社 ¥830

最初から劇の台本として書かれた上に、翻訳本なので、ちょっと表現が堅苦しいと思いました。ただ、初版が出版されたのが1983年なので、最近発売された違う翻訳家さんのを読めば、もう少し自然な感じが読み取れたかも。
でも、小説と舞台劇は違うし、読みやすさだけを追求しちゃいかんですな。
しかし『To be,or not to be』の訳は、『生きるべきか死ぬべきか』の方が緊迫感があっていいと思いました。

読んでみて話の筋はもちろん判ったけど、台本なので、登場人物の細かい心情が書かれていないのです。劇を実際に観てみないと、なんか不完全燃焼です。最後とか、流れるように人が死んでいってるとしか思えない・・・。

ホレーシオのハムレットへの別れの言葉は、なんだか王子が姫に向かって言っている、そんな感じがしました。
や、両方男だけどね。
戦争とかやっちゃう時代の人なのに、そんな優しげな言葉をかけるなんて、ホレーシオは本当にハムレットを尊敬していたんだと思いました。

舞台は藤原ハムレットではなく、萬斎ハムレットで!!
再演決まったらしいし、その頃は私の小金も溜まっているだろう・・・。

精霊流し

2004年3月4日 読書
ISBN:4344001117 単行本 さだ まさし 幻冬舎 ¥1,429

読みながら、そして読み終わってからも、「人生ってドラマだな」と思いました。
親族の戦争体験や、さだ氏自身の音楽才能など、凡人とは少し違う境遇の中でのお話でしたが、家族の絆や仲間同士の思いやりなどを感じ、心が温かくなる本でした。

長崎は修学旅行で2度行きました。2度目の時は『また長崎かよ〜』とも思いましたが、その旅行は九州一周って感じだったし、家族旅行を入れると3回目でしたが、結構楽しかったです。
自分の知ってる地名が本に出てきたりすると、嬉しくなります。
思案橋とか大波止とか、なんとな〜くですが覚えてます。
長崎もいい街でした。

『まだ爆竹が一万発ほど残っている』という表現にはびっくりしました。『まだ』、『一万発』なんだ・・・みたいな。
精霊流しを見てみたくなりました。

やっと灯籠流しとの違いが判りましたよ。

砂の器

2004年3月3日 読書
ISBN:4334030092 新書 松本 清張 光文社 ¥933

ドラマで放映中なので誰が犯人かは判っていましたが、伏線が多く張り巡らされていてかなり楽しめました。まさに『点と点が繋がって線になった!』です。
ドラマを見てないので一概に比較は出来ませんが、時代設定や和賀の殺人動機を変えてしまうなんて、ただ『砂の器』と言う名の別作品に成り下がってしまうのでは、と思いました。
和賀の父がハンセン病だという設定で書かれているので、そのままでは放映できないのかもしれませんが、和賀の殺人動機という根本を変えるのは、納得がいかない。

音で人を殺すという発想は全く思いつかなかった。
和賀よりも関川の描写のほうが多めというのも、犯人が最後までよく判らないようになっている仕掛けらしい。
結構馴染みの土地の名前が多く出てきて、ニヤリとしました。

『白い巨塔』はどの図書館でも全冊貸出中で予約もたくさん入っていたのに、普通に『砂の器』を借りられたというのは、ドラマの視聴率にも関係しているのかもね。

down↓

2004年3月2日 読書
図書館で借りた本は全部読んだので、せっかく予約までして買ったんだし・・・と、文藝春秋3月号の『蛇にピアス』を読もうとしたんですが。

1ページ目で挫折。

題材はもちろん知っていましたが、いざ読んでみると、場面をドラマや映画のようにはっきりと頭の中で映像化しながら読む、というスタイルのせいか、自分の舌の裏が痛くなり、背筋に戦慄まで走る始末。
血しぶきがビュービュー飛んでるような映画は大丈夫なのに。
ちょっと、この作品はまだ読めない。

『砂の器』か『白い巨塔』が読みたい。

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