オードリー 3

2005年10月2日 読書
主人公が一気に47歳まで老けるとは思っていませんでした。
活字でなら違和感がないけれど、ドラマの配役を想像しながら読んでいるので「岡本綾ちゃんが47か…」と、複雑な気分です。

死ぬまで一緒に仕事をしよう、という男女間の友情には憧れます!
愛情を友情に昇華させる事は、妙齢だから出来る技なのかもしれませんが。

オードリー 2

2005年10月2日 読書
「悲しみを勲章に生きろ!」とか「我慢することが人生」とか、クサイけれど現実は確かにその通り。
そう思えるようになったのは、自分がスレたからでしょうか。

オードリー 1

2005年10月2日 読書
画像が出ない(涙)

実の母と(勝手に)母代わりになった女性の間で、板挟みになって苦しむ美月。
2人とも「美月のため」と言いつつ、自分の言いたい事ばかり言っている。
でも何となく反抗は出来ないし、そんな2人がケンかするのは見たくない。

女性2人の板挟みにはなってませんが(笑)、気持ち、分かります。
ISBN:4104451045 単行本 なかにし 礼 新潮社 2002/07 ¥1,680

ドラマでは主人公でも原作ではほとんど出てこない(笑)冬子が、祖母と最後の別れを出来なかったくだりにグッときました。
他にも素晴らしい内容はありましたけど…これが一番印象に残りました。
ISBN:4104451037 単行本 なかにし 礼 新潮社 2002/07 ¥1,680

「てるてる家族」の原作です。
照子さんの春子と夏子に対する力の入れ具合と、秋子と冬子に対するそれが全然違うのに驚きました。
今の時代だったら秋子か冬子のどっちかが、ある年齢になった頃「お母さんはいつもお姉ちゃん達ばかりだった!」とか言って家族崩壊の危機にでもなりそうですが…。
ISBN:4062116693 単行本 島本 理生 講談社 2003/01/28 ¥1,365

最年少芥川賞作家が2人誕生した第128回芥川賞。
「リトル・バイ・リトル」も候補のひとつでした。

2時間ほどで読み終えました。
何だかドラマを見ているような感じでした。
それが悪いわけではありませんが、私としてはもっと深く心に迫ってくる何かが欲しいと思いました。
この作品にはリアルがありました。
このくらいの事を経験した人ならいるはず、でもリアルさは求めていない、だけれど「こういう事ある、ある」という内容には何だかホッとさせられる。
このような感覚を味わうのが好きな私を発見しました。

落下する夕方

2005年9月18日 読書
ISBN:4048729489 単行本 江國 香織 角川書店 1996/11 ¥1,575

またバランスの悪い事をしてしまいました。
直したい癖、でも直せない。
裏を返せば、私は暇人(笑)

良い意味で生ぬるい感じの、こんな事ありえないよな〜という話でした。
でも虚実だと分かっているから安心して話にのめり込めるというか。
また人物描写が決して多くない分、誰かさんの話、として現実にありそう…と矛盾した事も考えてしまいました。
読み終わった後の軽い脱力感が心地良いです。
江國さんの作品、また恋愛小説にハマりそうです。

沈黙

2005年9月16日 読書
ISBN:4101123152 文庫 遠藤 周作 新潮社 1981/10 ¥540

「神の沈黙」については誰もが一度は考えてしまう事ではないでしょうか。
世界中の苦しんでいる人々を、神はなぜ見える形で助けないのか。

この本を読んでいて、ミッション系である母校を思い出しました。
学校に入ってから洗礼を受ける人など皆無だというのに。クリスチャンの同級生は真面目すぎて何となく疎まれているというのに。神など信じなくても生きていけるというのに。
ただ、あるクリスチャンの先生は生徒に「先生が昔の時代の人で、長崎でキリシタンに対する拷問を受けたら信仰を捨ててしまいますか?」と聞かれたとき、「捨ててしまうかもしれませんね」と答えました。
その先生はロドリゴにもフェレイラにもキチジローにも井上筑後守にも成り得る、という考えが浮かび、その時感じた妙な生々しさを再び思い出しました。

沈黙の残酷さは、実は残酷などではないのかもしれません。
ISBN:4048834738 単行本 酒井 順子 角川書店 1997/04 ¥1,365

作者経歴を見ていたら、今日が酒井さんの誕生日でした。偶然だなぁ。

こういう「女性から見た女性」を書いている本なり映像なりというのは、男性に見せてあげると良いかも…と思いました。
女性同士でも相容れないモノがあるのだから、男性からしたら女性の心・生態は永遠の謎であるのは当たり前でしょうな。
…と、ちょっと小難しい事も考えてしまいました。
ISBN:4048834371 単行本 酒井 順子 角川書店 1996/02 ¥1,260

第一章「職業婦人への手引き」として、様々な職業に就いている女性に対する意見や感想、第二章「「女」という職業」として、女性が年を重ねていく上での変化に対する見解が書かれています。
まぁコラムですし、女の私としては「分かるよ〜、それ!」という文章のオンパレードです。
ただし、酒井さんはそれぞれの職に対する嫉妬と羨望の気持ちを書いていましたが、私はそんな酒井さんに嫉妬と羨望を抱きました。
酒井さんの人間観察力、そして自分の考えを的確に文章化する能力。私にも欲しいです。
室生犀星が「小さい頃から詩を書くと文章が上手くなる」みたいな事を言っていましたが、自分、読書感想文は書けても詩はからきしダメでした。
もう遅いのか…?

Natural

2005年6月12日 読書
ISBN:4592120280 コミック 成田 美名子 白泉社

画像が表示されるのが第8巻しかありませんでした。なぜ?

私は続編である「花よりも花の如く」を先に先輩の家で読み、ほんわかした設定ながらも心情描写の奥が深い、成田さんの作風が好きになりました。(日本語おかしくないかな?)
「Natural」はその先輩から2日かけて全巻を借り、またその2日で読破してしまうという有り様でした。

主題は主人公のミゲールが自分の過去にどう立ち向かうかでしたが、私は随所に出てくる「愛情」に惹かれました。
家族愛、兄弟愛、友達愛、師弟愛、そしてほんのちょっとの恋愛。
ひとりで生きている人間はいないんですね。

ホメるが勝ち!

2005年2月20日 読書
ISBN:4062096897 単行本 酒井 順子 講談社 1999/06 ¥1,575

私はどうも褒められることが苦手だ。
女子校育ちの所以か、比較的早い時期から褒めの裏側にあるドロドロしたモノを感じとっていたからだ。
特に外見を褒められるのは、苦手と言うか嫌いだ。
女の子から褒められれば「お世辞をどーもっ!」と思い、男の子から褒められれば「目、悪いんじゃないの?」と思う。
…これって実は被害妄想?

女のわかれ目

2005年2月19日 読書
ISBN:4048834134 単行本 酒井 順子 角川書店 1995/05 ¥1,260

かなり細かい出来事について分析して本に仕上げるというのは、並大抵の努力では出来ないと感じた。
エッセイスト、コラムニストは神経が細かくないとやっていけないのかも…。
ISBN:4072187623 単行本 酒井 順子 主婦の友社 1996/03 ¥1,223

読み終わってふと思ったこと。
「コラムには生産性がない」
しかし、暇つぶしでもより面白いものを求めるのが本能。
ISBN:4104073024 単行本 さくら ももこ 新潮社 1998/11 ¥1,365

エロール・ル・カインというイギリスの(絵本)画家へのオマージュと言える一冊。
一冊の本を書けるほど尊敬する人物がさくらさんにはいることが、とてもうらやましい。
しかしこの本で、小さなひとつひとつの出来事に感動することの素晴らしさ、大事さを知った。
ISBN:4101388210 文庫 さくら ももこ 新潮社 1999/06 ¥460

妊娠前から出産後までが、あの独特の文体で克明に描かれている。
私はこういう本を読むと「子どもを産んでみたい」と思うより、「子どもを産むのが怖い」と思ってしまうが…。
いくら自分のお腹から出てきた子どもでも、別の人格として認識しているさくらさんの考えは、ぜひ見習いたい。
ISBN:4309405339 文庫 橋本 治 河出書房新社 1998/04 ¥735

やっと読み終わりました〜(汗)
清少納言の故事でいちばん有名な「香炉峯の雪」の段は、意外と短くて驚きました。
ISBN:4591077977 単行本 片山 恭一 ポプラ社 2003/08 ¥1,575

なんというか、実のない話だな〜と思ってしまった。
高校時代から続く恋人や友達との関係の話なら、セカチューみたいに(映画もドラマも本もみたことないけど)ありえないくらいドラマティックな方が面白いと思う。中途半端にリアルなのは、つまらん。
タイトルが良さげだったので借りたのだが、タイトル負けしてる本だ。
ISBN:410398502X 単行本(ソフトカバー) 酒井 順子 新潮社 1998/06 ¥1,260

酒井さんは立教の観光卒だから文系なわけだが、私の知り合いで彼女のようなクールさを持つのは理系の人だ。むしろ自分が一番…。

結婚疲労宴

2005年1月28日 読書
ISBN:4062637553 文庫 酒井 順子 講談社 1998/04 ¥470

結婚式には一度も行ったことがないのですが、いつかは呼ばれるであろうそれへの期待が膨らみました。
あくまでも、自分が結婚するというのではなく、ね。

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