解夏

2006年8月18日 読書
ISBN:4344404645 文庫 さだ まさし 幻冬舎 2003/12 ¥680

表題作を含めて4作が収録されていますが、とりあえず「解夏」について。

静かに、そして緩やかに主人公の失明への過程が書かれています。
「なぜ自分だけがこんな目に」という思いがない訳ではないけれど、それよりも自分が持っていたい思い・想いを知った主人公は、やはり静かに現実を受け止めます。

彼は強い。でも、私もそうなりたい。
ISBN:447968154X 単行本 唯川 恵 大和書房 2004/03 ¥1,260

久しぶりにモヤモヤした感情を抱えている身としては、心に沁み入ってくる言葉が多すぎて泣けてきます。
もしかしたら私は、恋愛より結婚がしたいのかもしれないです…(笑)

春琴抄

2006年8月12日 読書
ISBN:4101005044 文庫 谷崎 潤一郎 新潮社 1951/01 ¥300

私の感覚ではM男とS女の愛情物語にしか感じられなかったのだが…(汗)

文学とはやっぱり突き詰めていくと難解だね。

黒革の手帖

2006年8月10日 読書
ISBN:4101109540 文庫 松本 清張 新潮社 1983/01 ¥540

画像は文庫ですが、全集で読んだので目が疲れました(汗)

大どんでん返し。
人生の急転直下。
女は怖いわぁ…。

友達が「留年したら退学してスナックを開く!」と言っていて、密かに「じゃぁ私は銀座の蝶になる!」という返し文句を考えていたのですが…やめました、私にはハッタリでも無理です。

海と毒薬

2006年8月4日 読書
ISBN:4101123020 文庫 遠藤 周作 新潮社 1960/07 ¥380

文章量としては少ない方ですし、様々な登場人物の視点から書かれているので、飽きずに一気に読んでしまいました。
非日常は日常の中にある。
そして、罪の意識が欲しい人間の気持ちが、私は少し分かります。

潮騒

2006年7月31日 読書
ISBN:4101050074 文庫 三島 由紀夫 新潮社 1955/12 ¥420

自然の描写がもの凄く美しい作品。
でもサークルの先輩曰く「そのへんの少女漫画とやってることは大差ない」というのも分かる(笑)
ISBN:4101440190 文庫 乃南 アサ 新潮社 2004/11 ¥380

恋愛小説は、このような短編の方が読むのに良いかもしれない。
私にとっては。
あ、短編もだめだ。
すっかり取り込まれて、大暴走してしまったから。

あのメールひとつだけ、取り消す事が出来ればなぁ…。

××××××
室井佑月さんの文章を初めて読みましたが、まさにあの方そのもの、サバサバした姉御らしい物語でした。
姫野カオルコさんは、好きなんだけど、読んでると苦しくなる(苦笑)
ISBN:4396331223 文庫 下川 香苗 祥伝社 2003/08 ¥550

人の恋愛模様を見るのは、フィクションでもノンフィクションでも(色々な意味で)面白いと思っています。
この本は9人の女性作家さんのアンソロ本ですが、谷村志穂さんの短編が特に気に入ったので、他の作品も夏休み中に読んでみようと思いました。
ISBN:4122024102 文庫 池田 満寿夫 中央公論社 1995/09 ¥673

こんな話だろうな〜、と想像していたのと随分違いました。
「直接的でない卑猥さ」が卑猥。
それを感じ取れるようになったのは、大人になったから?
でもそれ以外のものは特には感じ取れなかった…(爆)
ISBN:4838704151 単行本 唯川 恵 マガジンハウス 1993/01 ¥1,121

時間がゆっくり流れていて、でも確実に季節は変わっていって、そういうスローな風景が描かれたこの物語が私は大好きになりました。
あと、好きな人がいる事、好きになってくれる人がいる事の心地良さも感じ取りました。

整形美女

2005年10月19日 読書
ISBN:4104277010 単行本 姫野 カオルコ 新潮社 1999/01 ¥1,575

整形に関する何が怖いって、整形前の知り合いと会う事が一番怖いと思います。
あとは、誹謗中傷。あの人整形したんですって〜、みたいな声。
後ろめたさを抱えて生きるか、強靭な精神・野望でそれを封じて(さらに「封じている」と気付かないように)生きるか。
とりあえず、韓国みたいに芸能人=整形のような世界ではない日本では、まだまだ整形は陰のイメージが大きいですよね。
2人の整形美女の考え方やそれの変化、人生の対比が面白いです。
特に前者!表現の仕方とかちょっと笑ってしまいました。
ISBN:4087746186 単行本 唯川 恵 集英社 2002/12 ¥1,575

1人の男性の死をきっかけに始まる、様々な男女の物語。
感想は「綺麗な恋愛だな〜」、それだけ。
もうちょっとパンチが欲しかったです。
それにしても、やっぱり不倫はいかんと思います。
ISBN:4198614458 単行本 さくら ももこ 徳間書店 2001/12 ¥1,260

いや〜、一度さくらさんと入れ替わってみたいです。
プレアデス星人、頑張ってくれないかな?

エミリー

2005年10月12日 読書
ISBN:4087478181 文庫 嶽本 野ばら 集英社 2005/05/20 ¥440

嶽本さんの本をちゃんと読んだのは初めてですが、だいたいの本に性的描写があるみたいです。
私はイマイチ必要性が分からないです。
描き方がしっかりしている分、それが分かればなぁ、と思います。

表題より、収録されている「コルセット」の方が好きです。
これは何か分からないけれど大好き!
(実際に読んだのはハードカバーなので、文庫には入っていないかも)

永遠の途中

2005年10月12日 読書
ISBN:4334923941 単行本 唯川 恵 光文社 2003/05/21 ¥1,470

女として生きる上で気になる「結婚した方が得か、結婚しない方が得か」、また「専業主婦の方が得か、兼業主婦の方が得か」がテーマになっているお話です。
もちろん上記の問いの答えはこの本の中にはありません。自分の人生の中で、自分で知っていくしかないのです、例え選択に後悔してしまっても。
「今日を昨日にしなければ、明日という日もやって来ない」という前向きな姿勢で生きる事を教えられました。

サイケ

2005年10月8日 読書
ISBN:408774471X 単行本 姫野 カオルコ 集英社 2000/06 ¥1,575

ん〜。
何を伝えたいのか分からない…。

生まれる森

2005年10月7日 読書
ISBN:4062122065 単行本 島本 理生 講談社 2004/01/29 ¥1,365

これのひとつ前の作品である「リトル・バイ・リトル」を読んだ私は、失礼ながら「よくぞここまで成長した!」とまず思いました。
多くを語らず、しかし心の奥に響いてくるものを確かに感じ取りました。

シフォンの風

2005年10月6日 読書
ISBN:4086090155 単行本 唯川 恵 集英社 1991/02 ¥1,250

成長するという事は、良くも悪くも賢くなる事である、というのを私は知っています。
でも私より年上の方々から見れば、私のクールさ(自分で言うのもなんだが)も、まだまだひよっこ、まだまだ賢くなる余地は十分にあるぞ、と思われてしまうでしょう。
それでも、少しでも年上の女性主人公の気分が分かるのは、大人に近付いた気がして、何となく嬉しいです。

変奏曲

2005年10月5日 読書
ISBN:4041835038 文庫 姫野 カオルコ 角川書店 1995/01 ¥441

双子の姉弟の悲しい愛のお話です。
でも、でも、でも!!
最後の2ページですべて台無し。
何だこれ!って感じです。
弟の狂ったほどの姉への愛を表現するのに、アレはないだろう。
最後の最後で話が落ちたのが残念です。
あくまでも自分的には、ですけど…。
ISBN:4048731947 単行本 岩井 志麻子 角川書店 1999/10 ¥1,470

ホラーはどうって事ない私にはどうって事ない話でしたが、闇の深さや暗さが鮮明(闇が鮮明というのもおかしいけれど)で、夜には読みたくないと感じました。

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