「好きな作家さん、発見!」とまず思いました。

短編それぞれの主人公や登場人物が、自分の周囲から気づきを得て道を切り拓いていく様子を、今の私はすんなり受け入れる事が出来たし、また勇気をもらいました。
小説や物語以外で「この作家の文章や書き方が好き」と感じた事はほとんど(記憶に)ないのですが、一青妙さんのエッセイは「すごく好き」だと思いました。

台南への愛もかなり伝わってきて、また台湾、そして台南に行きたいと思わせてくれる本でした。
自由度が低いという理由だけで団体ツアーを避けていましたが、「なるほど!」と思うようなメリットもあると知る事が出来ました。

服のたたみ方等のイラストがつき、片づけ後の収納のやり方がメインです。

しかし片づけの基本がおさらい出来たので良かったです。

洋服の片づけをしたいですが、ほとんど「ときめかない」になりそうです(苦笑)
マンガなので非常に読みやすかったです。

また、心理療法家ならではの解説のおかげで、物を捨てる事よりも使わない物を取っておく方がもったいない、と視点を切り換える事が出来ました。

昨年末にこんまりさんの本を読んで片付けを始めましたが、最近は停滞気味だったので、良いヒント・きっかけをこの本からもらいました。
紀行文として楽しく読みましたが、それ以上に旅の準備や心構えに関する情報がたくさん載っていた事がかなり役立ちました。

同棲しているカップルの結婚を巡る物語です。

正直奈世と弦が順風満帆な結婚生活を送る事が出来るとは思えませんが、自然体で2人一緒にいる事が難しいから一緒にいるための努力をした・頑張ったという奈世の心境を理解出来る人は少なくないと思いました。

多分、2人とも自分のペースで生活していても相手への不満が何もない、という人はほとんどいないでしょうから。

相性は合っても愛はない状況がある、またその逆のパターンもある、という表現が印象的でした。
おひとりさまを楽しむ作法やコツが具体的に紹介されていて、私にとってかなり役立つ情報を得る事が出来ました。

本当に「読んで良かった!」と思いました。
行動しなければ何も起こらないが、よく学んでから行動した方が良いという事、また失敗を恐れずもし失敗してもそこから学ぼうという気概の必要性を感じました。

お金について語る事を避けず、それについて学びたいとも思いました。
台湾各地の見どころと共に歴史にも軽く触れているので、台湾初心者の私にとっては入門書のような感じで読む事が出来ました。
載っているのは割と普遍的に知られている事ばかりでしたが、結局そのすべてを本当に実践出来るかどうかが鍵なのだと思いました。


七緒のために

2014年3月31日 読書
<七緒のために>
自分の昔の事を思い出して何ともいえないモヤモヤ感・羞恥心に包まれるのが嫌で、女子同士の関係を綴った物語はあまり読まないようにしていました。

この作品はまさに私が避けていた題材ど真ん中でしたが、七緒のレベルが飛躍しすぎていて、私も心の安定を保ったまま読み進める事が出来ました。

あとがきの「求めるばかりで、自分の傷には敏感なのに、他者のことは無自覚に傷つけ、いつもなにかに飢えていた。私にとって、十四歳というのは、そういう年齢でした。」という島本さんの言葉が心にストンと落ちました。

<水の花火>
明るい物語では決してありませんが、みずみずしさと若さを感じました。

作家デビュー直後の作品という事も、その感触に関係しているのかもしれません。

憤死

2014年3月16日 読書
かわいらしい装丁とは裏腹な、びっくりするほどダークな色合いが濃い短編集です。

そのギャップに「おぉっ!」と思ったし、一番ホラー要素の強い「トイレの懺悔室」の怖さにゾクッとさせられました。

表題にもなっている「憤死」は、これぞ綿矢作品といった安定感・安心感を得る事が出来ました。
ビジネス書は社会人向けというより会社員向けのものが多いと感じていましたが、この本は社会人向けになっています。

今まで耳にした事がある内容が多かったですが、「なぜこのようにするのが良いか」という理由が心にストンと落ちるものばかりで、この本を今読めて良かったと思いました。
働くうえで私に足りないと考えていた要素をどのように補えば良いのかのヒントを与えられました。

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